日本人の私が広東語を勉強するメリット

日本人がいかに独学 低コストで広東語を身につけるか

広東語版「星の王子さま」を読む

広東語歴15年のらくだです。

 
これはずいぶん以前に買った本ですが、広東語版の「星の王子さま」です。
 

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Bleu藍出版

ISBN 978-988-77324-7-1

HKD 68

 

「星の王子さま」の中国語版はいままで香港でも3、4つの出版社が出していましたが、この広東語版が今までと違っていることは、香港人がふだん口語として使っている広東語で書かれているという点で画期的だということです。ちょっと声に出して読んでみるとわかりますが、耳で聞いていて非常に心地よいほど口語化されています。
 

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三聯書店(香港)有限公司
ISBN 978-962-04-2034-4
HKD 28
 
一方、以前に買ってとっておいた三聯文庫の「星王子」は繁体字ですが、中国語の書き言葉になっていて、もしこれを広東語で音読しても口語のように耳からすんなりとは入ってこない。
 
例えば、最初の文を比較すると
 
広東語版:我六歲嗰年,
(ぼくが6歳の時、)
 
中国語版:我六歳的時候,
(ぼくが6歳の時、)
 
ここからして全く違うわけです。
つまり、香港人が普段、会話で使っている広東語を学ぶなら、「広東語版」をテキストにし、書き言葉を学ぶなら、「中国語版」を使えば良いわけです。
 
上の写真の三聯文庫の中国語版も、香港で出版されているので、当然広東語ですが、目で読むためのものとして書かれています。
 
これら2つの教材に加えて、広東語版の音声があれば、広東語学習の教材としては十分ですね。
 
以上
#広東語