広東語の辞書を買うならどれが良いか
前回、広東語の単語を覚えるのに、単語集ではなく、辞書を使ったほうが効率的だと書きました。
自分にとって関心の高い単語からどんどん覚えていくという方法です。
そこで辞書を選ぶとき、予算内で好きなものを選べばよいと書きましたが、現在出版されている辞書の中で、私が使ったことのあるものについて解説していきます。
1)日本語広東語辞典(東方書店)
452ページ、見出し語 約7000語
長所は「字が大きく読みやすい」、「比較的小さめであるので携帯に便利である」
「例文の記載がある」「例文には発音表記と日本語の意味の記載がある」
短所は「例文が少ない」「日広辞典なので広東語からは調べられない」
2)広東語辞典 ポケット版(東方書店)
377ページ、見出し語 約8400語
長所は「ポケットに入るほど小さいので携帯に便利である」「広日辞典なので
広東語の音から調べられる」「例文に日本語の意味の記載がある」「末尾に
日本語音訓索引がある」
短所は「字が小さく読みにくい」「例文に発音表記がない」「広日辞典なので
広東語の音が分からないと時間がかかる」
3)東方広東語辞典
1293ページ、45000項目
長所は「字が大きく読みやすい」「あらゆる場面で使用されている広東語を網羅
している」「語によっては詳しい日本語による解説がある」「例文にに発音表記
と日本語の意味の記載がある」
短所は「厚く重いので携帯に不便である」「発音検索のため、読み方が分から
ない場合、別途調べる必要がある」
どの辞書も例文が少ないのが欠点となってしまっている。
おススメとしては、広東語の学習をはじめたばかりの方は、1)を使われるのがよろしいと思います。字面が見やすいし、辞書としても厚くないので、使いやすいと思います。
3)の辞書は、電話帳のような厚さなのでイヤになるかもしれません。
どの外国語の辞書でもそうですが、辞書は内容に比べて、価格は安いと言えると思います。しかし、せっかく投資をして購入したからにはもとを取らなければなりません。
よく古本屋の語学コーナーに新品の辞書が置いてあるのは、使わずに売ったひとが多いからでしょう。
辞書は書斎の書棚などに置かず、居間のテーブルの上に置いて、普段目につきやすいようにすることをおススメします。
例えば、テレビCMの間にちょっと辞書をめくってみるなど、できるだけ毎日手に触れるようにすると、学習効果が早く現れると思います。
以上