広東語の単語、今の私ならこう覚える
外国語を学習するとき、どんな外国語でもそうですが、
単語集を買って覚えるという方法が一般的だと思います。
日本人は外国語の学習がよほど好きなのでしょう。書店に行けば、単語集ひとつを取ってみても様々な趣向を凝らした単語集が販売されています。
例文を豊富に含んだものや、テーマごとにまとめられているものなどです。
しかし、これほど覚えやすいように趣向を凝らしているにもかかわらず、単語集はなかなか覚えられないものです。
単語集を使って単語を覚えようとして覚えられない場合は、時間の無駄になります。
そこで私は何か別の方法はないかといろいろと考えて、今では辞書を使うようになりました。
広東語の辞書を一冊買ってきて、そのなかから自分にとって関心の強い単語を覚えていくという方法です。
辞書はできるだけ例文が多く、字の大きいものが良いですが、広東語の辞書に限っては、私の知る限り例文の豊富な辞書はまだ出てきていません。ですので、自分の好きな辞書で、予算内のものを入手すればよいと思います。
単語集を使って、その中から関心の強い単語を覚えていくということもひとつの方法ですが、単語集の中に、自分にとって最も関心の強い単語が含まれてないことがあるので、できれば辞書を使うことがおススメです。
では辞書をどう使うかというと、ランダムにページを開いていきます。
そこで偶然見つけた、自分にとって最も関心の強い単語に、蛍光ペンなどで印をつけます。同時にスペースがあれば日付を書き込むのも効果的です。
次回同じ個所を見たときに、前回いつごろ見たのかわかるからです。
この自分のとって最も関心の強い単語というのは、ひとそれぞれ、またそのときによっても変化します。
例えば、私は普段会社を経営しているため、広東語の辞書をランダムにめくっていると「会社」「業績」「営業」「業務」「仕事」などの単語が目に飛び込んできます。
これらの単語に印をつけ、覚えていくことは、単語帳をはじめから無味乾燥に覚えていくよりも、記憶に残り、応用できるようになります。
自分にとって関心が高いということが、接着剤の役割を果たすのです。
さらに、これらの単語を忘れないようにするために、自分で簡単な例文を作ってみることも忘れるのを防ぎます。
例文は内容が突飛なものほど記憶に残ります。
もうひとつは、その辞書で印をつけたところを、できるだけ頻繁に復習することです。
たとえば、自宅の机の上に置いておき、毎日一回は辞書を開くように習慣づけます。
これは一見大変なようですが、一回辞書を引くのは数分間だけですので負担になりません。
私は社会人になってからこの方法を使うようになりましたが、学生時代に知っていれば膨大な時間を浪費せずに済んだと思います。
以上