日本人の私が広東語を勉強するメリット

日本人がいかに独学 低コストで広東語を身につけるか

広東語 「以後」と「之後」の違いとは?

「我食完飯以後、去厠所」

と言ったら、香港人のカミさんから間違いだと言われた。

 

実は、私も自分で言った瞬間「間違った」と思ったんですが、

やはり指摘されてしまった。

 

以後:将来、つまり、今後の長い時間について使う

之後:このあと、そのあと、つまり今している行為のすぐ後

 

今回のケースでは、ご飯を食べたあと、すぐにトイレに行くので

「之後」が正しい。

「我食完飯之後、去厠所」

 

なお、「之」を省いてもよい。

「我食完飯後、去厠所」

 

よく考えてみると、

例えば、「1000円以上」というのは

「1000円を含む、それ以上の金額」を意味します。

 

ということは、「以後」は

「今の時点を含む、それ以降の未来の時間」を意味することになります。

 

一方で、

「之後」は「此後」と同じで、

そのまま「このあと」つまり「今の時点からすぐ後のこと」を意味します。

 

さらに

これは蛇足ですが、

「之」は動詞で「往く(ゆく)」という意味もあります。

しがたって、「之後」を「後(つまり、将来の方向)に向かって往く」と

考えて、今の行為のすぐ後のことを指すのだとしても

将来のことを言っているのではないので、ここでは「之後」が正しいということになります。

 

ほんの些細なことでもいろいろと考えてしまいます。

これは日本語を読んでいるときでも、同じく分析していろいろと考えてしまいます。

日本語だけ話している生活をしていると、こうはならないと思います。

 

これもある意味では広東語を勉強するメリットだと思うこともあります。

 

以上