もし今から私が広東語の学習を始めるとしたらどうするか?(5)
「もし今から私が広東語の学習を始めるとしたらどうするか?」
の5つ目です。
「広東語でひとりごとを言う」
そんなもの当たり前だと思う方がいるかもしれませんが、
この単純なことができそうでなかなかできません。
言葉を上達させるための方法とは、自分の頭で考えたことを言葉にして発声し、
今度はその音を自分の耳を使って聴き入れる、ということに他なりません。
このためには、ひとりごとを言うということが練習としてぴったりなのです。
そんなこと難しくてできないという方に、
はじめはごく簡単な文章からはじめても問題ないと言いたい。
たとえば、
のどが渇いたときに「我想飲茶」とつぶやいてみたり、
就業間際になって、「我想返屋企」と小声で言ってみてもよい。
言いたいことがあっても単語が分からない場合は、その文章をわかるところまでメモし、帰宅後に調べて完全な文章にしてもよい。
しかし、実際に普段仕事をされている方は、
「そんなこと忙しくてできないよ」とおっしゃられるかもしれません。
また、普段忙しくてつい広東語でひとりごとを言うのを忘れてしまう、という言う方もいると思います。
私は以前、ひとりごとがまだ習慣になる前には、朝は覚えているのですが、昼過ぎからは忙しくて、ひとりごとを言うことさえもわすれてしまうことが多々ありました。
そこで考えたのが、いつも目の付く場所、例えば職場のパソコンの近く、または自分が愛用しているペンなどに「広」という字を書いた紙を張り付けておく。
つまり、「広」と言う字は「広東語」を意味していますが、
「広」という字を見るたびに、「広東語でひとりごとを言う」ということを強制的に意識にのせるのです。
そうすることによって、広東語のことが常に頭の中に浮かぶようにしておけば
ちょっとした隙間時間でも広東語を勉強することができるのです。
ここまで読まれた方には「かなりスパルタ式」にように受け止められる方も多いと思いますが、これをある時期に継続して習慣化してしまえば、効果が表れるものです。
また、この方法は頭と時間は使いますが、余計なお金もかかることはありません。
以上ぜひ試してみてください。