香港で日本人が生活すると、どのようなメリット デメリットがあるか?
私は香港在住15年です。
香港で5年ほどサラリーマンをしたのち独立して今は自分で会社を経営しています。
つい最近税務署から自宅に納税書類が送付されてきました。
日本には住民税がありますが、香港にはありません。
基本的に所得税だけです。税率は毎年少し変動がありますが、16.5%程度です。
これは高所得者でも低所得者でも同じ税率です。
しかし、実際に毎年政府からの優遇措置などがあり、実際の税率は10%程度になります。今回私の税金も10%程度でした。これは世界的に見てかなり低いほうだと思いますが、香港人のカミさんはこれを見て税金が高すぎると憤慨していました。
こう書くと、香港がいかにも住みやすい場所のようですが、もちろんデメリットはあります。
ひとつは住宅難です。香港でマンションを買おうと思ったら大金が必要です。
立地にもよりますが、不便なところで、2部屋+リビングでだいたい1億円弱程度。
都心になると、1部屋+リビングで2億円程度です。
1部屋+リビングという部屋は、家具を入れると本当に狭いです。
日本で育った私が、この部屋に足を踏み入れた瞬間「狭っ!」とつい言ってしまいます。
香港在住の日本人で、部屋を借りているひとは、やはり頭金が払えないのでマンションが買えないと言っています。
頭金は50%程度払う必要があります。
なので私は香港は若い時代にお金を稼ぐところだと割り切っています。
税金が安いし、会社が作りやすい。また、中国よりも法整備が格段に行き届いているなど、ビジネスをする側にとってはやりやすいです。
2047年には香港が中国に返還されますので、
その前までは香港で貯金して、それから日本に戻るかどうか、その時までに決めようと思っています。
今回は広東語というよりは、香港での生活について書きました。
以上です。