日本人の私が広東語を勉強するメリット

日本人がいかに独学 低コストで広東語を身につけるか

広東語を含めた外国語学習のヒント

広東語も含めて、外国語は覚えるのはエネルギーと時間がかかりますが、

忘れるのは驚くべき速さです。

 

そういう意味で、やはり外国語の学習は好きでなければできないものです。

 

ですがよく考えてみると

例えばバイオリンを習っているとして、

まだ未熟な段階ではとても人前で披露できるものではありません。

 

しかし、例えば広東語の学習をはじめたとして、

まだ初級段階だけれども、旅行したとき、または香港人と会話をする

場面に遭遇したときなど、まだ未熟な段階でも人前で披露できるものとしては

外国語以外にそうないのではないでしょうか。

 

ロンブ カトー著

「わたしの外国語学習法」(米原万里訳)

 

この本に大変ためになることが書いてあります。

少し長めですがそのまま引用します。

 

p.089

「たとえば何年間も外国語でしゃべることがなかったというのに、その人の外国語は

少しも《錆びついていない》などということがなぜ起こるのでしょう。

これは、この人たちが潜在意識の層で常に《内的独白》を行っているという以外

に説明できません。わたしは、わたしの仲間である平均的学習者の皆さんに、

意識的にこの方法を身につけることをおすすめします」

 

つまり、普段の生活のなかで、学習したことのある外国語を使ってひとりごとを

言うことによって、その外国語を忘れるのを防ぐことが良い方法だとロンブ カトー

さんは言っているのですね。

 

現在、香港で生活している私は、カミさんが香港人ということもあって

どうしても家のなかでは広東語で話してしまいます。

そうすると、以前使っていた普通語や英語を忘れてしまうものです。

これを防ぐために、普段から意識的に普通語や英語をひとり言または

自分の頭の中だけで言ってみるということが効果的なのです。

 

そうはいっても普段忙しい生活のなかで忘れてしまいがちですが、

私自身も気を付けて使うようにしています。

 

以上