日本人の私が広東語を勉強するメリット

日本人がいかに独学 低コストで広東語を身につけるか

今、日本人が広東語を勉強するメリットとは?

日本人が広東語を勉強するメリットとは何でしょうか?

 

香港に来て十数年経ち、香港人妻と暮らしているうちに、広東語がますます空気のような存在になってきていますが、改めてこの問題を考えてみたいと思う。

 

2008年のリーマンショック後、中国大陸からの旅行者が急増し、香港のホテル業、小売業、レストラン業は景気が良く、友達同士の会話で、大陸の普通語を混ぜて話す若者が良く目立った。

 

その後、中国大陸の富裕層が香港の不動産を買い漁り、不動産価格を上げるという状況が来ると、香港人の反感を買うようになった。

 

2019年6月ごろから香港政府に対する運動が盛んになり、中国人旅行者も制限され、香港の経済は冷え込みはじめ、コロナの影響も加え、大打撃を受けているのが現状である。

 

そんななかでよく日本に住む友人から

「今後、香港は大丈夫だろうか?」

と聞かれる。

 

私は正直、香港の将来については楽観視している。

 

その理由として

1)人口が毎年5万人ほど増加している。

2)不動産価値が安定している(増加している)

3)あらゆる面で法律が整っている。

4)税金が安く、富裕層に好まれる。

5)将来世界をリードする中国に隣接している。

6)気候が安定しており、自然災害が少ない。

 

ちなみに、現在の日本が満たしているのは、法律面が整っている点だけで、

税金が安いわけではなく、富裕層からは敬遠されている。

 

2047年の香港返還まで、またはその後も、香港人は広東語を使い続けるでしょう。おそらく、2047年の数年まえから徐々に、街中の表記に普通語が加えられる、学校教育で普通語が必須科目となる、公務員試験で普通語が加えられるなど、様々な変化が起こるでしょう。こうしたなかで、香港人は広東語に対する愛着を逆に強くし、香港でビジネスをする、人間関係を作るなどの過程で、広東語を話すということが大変重要な意味を持ってくることは間違いないと思う。

広東語を話す日本人と普通語を話す日本人がいたら、香港人は以前にも増して、広東語を話す日本人に対してより強い仲間意識を感じるようになるはずです。

 

現在でも広東語を話す日本人はその他の外国語に比べて圧倒的に少ないと言える。学習者自体も、その他の英語、中国語(普通語)、フランス語、ドイツ語、イタリア語、スペイン語などに比べると圧倒的に少ない。それをメリットだと考えて、今から広東語に取り組むことは先見の明があると言えるかもしれない。

 

以上